2009年6月30日火曜日

イラク油田ガス田国際入札

30日はイラクの油田・ガス田の国際入札が行われるのだそうです。
さて、どんなふうになるんでしょうか。
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静かに広がる夏の風邪

 金沢市は28日、市内で開かれたフィギュアスケートショーへの参加で来日した20~30歳代のロシア人男女計3人について、新型インフルエンザの感染が確認されたと発表した。
 富山県と高知県でも、それぞれ県内初の感染を確認。国内の感染者数は29日午前0時半現在、42都道府県1216人
(2009年6月29日 読売新聞)
2009.6.30 00:27
 世界保健機関(WHO)は29日、新型インフルエンザの感染者が同日午前(日本時間同午後)現在で7万893人、死者は311人に達したとする集計結果を発表した。前回集計の26日時点に比べ、感染者は1万1079人、死者は48人増えた。
 米国の感染者数が6268人増えたほか、カナダが1043人、オーストラリアが758人増えるなど、これまでの主要感染国の増加が目立った。また中国、フィリピン、シンガポールなどアジア地域でも増えた。(共同)
2009.6.30 01:37
 世界保健機関(WHO)は29日、デンマークの新型インフルエンザ感染者の中から、抗ウイルス剤タミフルに耐性を持つ初のウイルス検体が確認されたことを明らかにした。
 タミフル投与はワクチンが完成していない現在、新型インフルエンザの治療で最も有効な手段だが、タミフルが効かないウイルスの感染が拡大すれば、対策の練り直しを迫られる恐れもある。
 WHO当局者によると、耐性ウイルスはデンマークの軽症患者1人から確認された。患者は既に回復して元気になっている。ウイルスは同じH1N1型が突然変異したものだが、今のところ耐性ウイルスが拡大する兆しはみられないという。
47都道府県のうち、42の都道府県で新型インフルエンザの罹患が確認されています。全国に広がっていると考えるべきでしょう。渡航歴のない人も個発的に発生しているところをみると、顕在化しなかったり、受診しなかったり、検査に至らなかったりというケースが潜在的に多数いると思われます。
暑くなってきても雨期になってもコンスタントに発生するようなので、環境耐性は強いウイルスなのではないでしょうか。世界的に見ても中米、東南アジア、アフリカで確認されていますから、夏でも流行る、秋~冬ならなおさら、というものではないでしょうか。
季節性インフルエンザにはタミフル耐性ウイルスはありましたが、今回、新型インフルエンザにもタミフル耐性が確認されたとか。なんか耐性を獲得するのが早い印象があるのですが、どんなもんでしょう。もしかしたら変異の早い、変化適応の旺盛な種(あるいは世代)なのかもしれない、という想像が浮かびます。
いずれ新型インフルエンザワクチンがリリースされると思いますが、もちろん量は足りません。どんな人を優先して接種するかも今のところ不明です(強毒性鳥インフルエンザで想定したように医療関係者や警察、消防、ライフライン従事者、政治家を最優先するのか、基礎疾患を持つハイリスクの人を優先するのか、若年者を優先するのかなど)。ただでさえインフルエンザの季節には医療機関は忙殺されますが、新型インフルエンザのワクチンがリリースされた場合、季節性インフルエンザのワクチンと併用するのか、その場合、どう使い分けるのか、対象者(たとえばどの程度をハイリスク患者と考えるのかなど)かどうかをどう判断するのか、支払や保険はどうするのかなどなど、医療現場の情報量は激増します。
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2009年6月28日日曜日

【リバタリアンとは】 追記


こんなことを考えてみた。


図はあくまで私の中の印象を可視化しようという試みであり、これが適切かどうかは異論があろうが、あくまで私の中の模式図とご理解いただきたい。

「冷戦構造」という枠組みで考えることが多かったため、「共産主義」vs「資本主義」という二極構造でイメージしがちである。
ちょうど、この図のような二極スペクトラムだ。






共産主義も資本主義も、双子の兄弟であるという意見があるが、ともに突き詰めれば無政府主義に行き着く。その無政府状態のアノミーこそ、リバタリアニズムの世界である。
実は双子ではなく一神教的を親とする三つ子であったのだ。








共産主義は無産階級のためを標榜しつつ、理念としては世界革命による国家の克服と共産主義共同体で、実際には一党支配による恐怖支配であるが、実際共産主義が崩壊し、ロシア社会はアノミーとなった。









資本主義は資本家の自由を謳いつつ、理念としては自由経済による成長とグローバリズムで、実際には拝金主義者による奴隷支配である。もうすぐ崩壊するが、その後はアノミーと無秩序の荒野だろう。










砂漠の一神教を親とする三つ子の怪物。そのうち「共産主義」が崩壊し、「資本主義」が瓦解して、その受け皿に口を開いているのが「リバタリアニズム」なのである。

そこから脱出する突破口となるのが「水素文明」である。




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2009年6月27日土曜日

【リバタリアンとは】 私の感想

 ディオニューソスは神の後継者として生まれたはずが嫉妬によって迫害を受ける。しかし豊穣(多くの価値を得る方法)を得る力を身につけ、酒(精神に作用を及ぼす技法)によって信奉者を増やし、反対者には復讐し動物(人間以下の存在)に貶めて恐れさせ、ついに神であることを認めさせる。これはユダヤの選民思想と重なるように思える。
 ギリシア神話のディオニューソスはローマ神話のバッカスであり、リーベルと同一視される。リーベルがリバティの語源になった確証はないが、迫害からの解放というモチーフは自由という観念と重なる。ランドが影響を受けたニーチェがアポロンとの対比でディオニューソスに言及しているところもまた奇妙な重なりを感じる。
 ディオニューソスの密儀という狂宴はなにやら秘密結社のイニシエーションのようだ。非日常性とそれに伴う興奮を共有することは日常との隔絶を印象づける。その際、異常性が強ければ強いほど日常からの隔たりは大きくなり、一般社会から心理的に断絶し孤立し、それゆえにその集団への依存を強めることになる。「まともな世界では生きられない」というやつだ。異常性の共犯者となることは、その集団からの脱出に対する脅迫となり、社会への回帰を困難にさせる。
 『肩をすくめるアトラス』では、主人公たちは山の中の隠れ家に自分たちの自由な世界を作ろうとする。これは日本のカルト教団が富士山麓にサティアンと呼ぶ共同体をつくったことを思い起こさせる。そして、この作品の執筆期間、一つのアパートにランドとその信奉者が共同体を形成して夜通し哲学談義に明け暮れたという逸話もまた、これと重なり合う。私はここにディオニューソス的な高揚を見る。ランドがディオニューソスの密儀のような狂宴をしていたとは思わないが、思想を共にする小集団が社会に対する反駁を共有して一体感に高揚するという点で似ているように感じる。これは何も特殊なことではなく、人間集団にしばしば見られることだ。暴走族の集会にも見ることができよう。
 知性化されたものであれ、暴力化されたものであれ、誇大的な自己の発揚にはルサンチマンの反動を感じる。自身の思想がルサンチマンの道具とされることをニーチェが予想していたかどうかはわからないが、社会的規範や慣習、道徳律をはじめ自分を不自由に感じさせるものから自らを解放することを正当化する方便としてリバタリアンに利用されているように思える。それは我が意の儘(我が儘)に行動することを阻むすべてのものを破壊するだろう。自然の摂理ですら。
 リバタリアニズムの思想は新しいようで古い。王と教会の束縛から解放されようとする時の古典的な自由思想、自由放任の資本主義の模様替えである。封建的な束縛からの解放と言えば汎用性があるが、最もそれを欲していたのは社会的辺縁に追いやられていたユダヤ人だろう。「神の見えざる手」とは「好きにやらせろ。そうすれば神様が面倒を見てくれる」というものだ。リバタリアンの自由とは解放である。脱抑制といってもいい。「俺を不自由にさせているものから脱して、思うが儘に意志と欲望の翼を広げる」というようなものだ。不自由にさせているものとは、社会制度であったり、法であったり、規範であったり、常識であったり、道徳であったりする。例えランド自身にはそのつもりはなくとも、その思想は恣意的に矮小化され、「自由にして何が悪い。生存のための struggle & survive は自明の理だ」という居直りを正当化する。
この世界の政治や経済や文化を支えている頭脳と才能と責任感を持った人間が、彼らや彼女らの能力に依存してそれを搾取する人々に自分たちを搾取させるがままにしないで、「ストライキ」を始めたら、この世界はどうなるか、つまりこの世界を支えるアトラスのような人々が「もうやめた」とばかりに「肩をすくめた」ら、この世界はどうなるか?というのが、この小説内容である。
(中略)
ジョン・ゴールトは、有能な人間の能力を搾取して、有能な人間の美徳を利用して自分は楽をして生きようとする寄生虫的人々に汚染されていく社会に見切りをつけて、新しい社会を創設しようと、賛同者を募ってコロラド山中に別社会を建設する。
(中略)
システム機能不全のために混乱は一層拡大し、その収拾をつける責任ある機関も人材も旧世界にはいない。繁栄を極めたニューヨークにすら大停電が起き、アメリカ合衆国は破滅の道をたどる。しかし、ゴールトたちにとって、この終末こそが、アメリカの破滅こそが、「彼らのアメリカ」建国の真の始まりなのだ
と紹介しているが、リバタリアニズムは破壊と解放を求めるが、その後のことに責任を持たない。構造化も秩序化もしないのだ。「俺の有能さにたかられるのはゴメンだ」とはいうものの、全体がうまくまわるための構造化という視点はない。「秩序化は最小限の政府の仕事。俺の邪魔をしない程度に善きに計らえ」というものだ。尻拭いを自分の外に投げ出して、有能な者にぶら下がる者や秩序や道徳に生きる者を見下しながら、自分は孤高を生きているようなつもりになっているのだとしたら、それはナルシシスティックでナイーブな理想主義だし、現実には間接的な依存であろう。依存する者を軽蔑しつつ、自分が依存していることは否認している、尊大な甘えである。
 第一に、世の中は優秀で有能な人間ばかりで成り立っているわけではない。第二に、優秀で有能な個人が集まれば素晴らしい社会になるわけではない。第三に、リバタリアニズムにおいては秩序の根拠を個人に求めなくてはならないが、それを達成するのは方法が示されていない。ゆえに無秩序化に対する制御がない。
 付け加えれば、リバタリアニズムではその原理を私的財産権に置き、私的財産権の根拠を自己所有権が自明であるからというところに求める。しかし私個人は私的財産権の根拠とされる自己所有権を信じていない。私は命も身体も自然からの借り物であると思っている。人間社会の互いの取り決めとして所有は生じるが、それは借り物同士の関係上の所属権にすぎない。借り物だからこそお返しする時が来るまでは大事に扱わねばならないし、大局的に自然と調和するように活用しなければならないと思っている。土地の所有権についてもそうだ。草も生きているし虫も生きている。それを俺の所有物だというのは理に適わない。人間社会の取り決めとしてそうしているのであって、所詮、自然からの借り物なのだ。

 私はランドの主張を全面的に否定しているわけではない。主体的に能動的に生きようとせずに他者に依頼するばかりの者や、弱者への善意とか利他とかを振りかざして正義面する者に欺瞞も感じるのは私も同様だ。個として主体的に能動的に生きるという点では賛同する。しかしリバタリアニズムを中心に持ってくれば解決するものでもない。様々な多様性の中でルサンチマンの反動のようなエゴイスティックなナルシシストがいてもいいが、それらが社会の中心になっても、なんの構造も秩序も生まれないだろう。それらはあくまで社会の一つの辺縁(ein Rnd)にいる程度が妥当なのだ。
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2009年6月26日金曜日

【リバタリアンとは】 アイン・ランド 3

(前回の続き)
 だが10月革命後は、都市の中産階級だったユダヤ知識人の多くは裕福層として敵視され、ランドの家族もまた財産を没収された。ランドは12歳の多感な年頃にそれを経験したのだ。ランドの家庭の平和は共産主義という無産階級の嫉妬によって剥奪されたのだった。帝政ロシアも共産主義ソヴィエトも結局は自分たちを搾取する。ランドは、国家というものの欺瞞を痛感し、かつ為政者と大衆や無産階級に対して恨みと憎しみを抱いたのではなかろうか。
 そんな中出会ったのが、ロースキィの理想主義・個人主義・自由主義思想でありニーチェ超人思想である。特に哲学の巨人ニーチェには陶酔したようだ。裕福な知識層の生活が瓦解するという少年期を過ごしたニーチェと重なるところもあっただろう。特にニーチェのいうルサンチマンという概念には共感するところが多かったのではないかと想像する。
ルサンチマン(仏: ressentiment)はデンマークの思想家セーレン・キェルケゴールにより確立された哲学上の概念である。主に、ある感情を感じたり行動を起こしたりある状況下で生きることのできる人すなわち強者に対する、それをなしえない弱い者の、憤りや怨恨、憎悪、非難の感情をいう。この感情は自己欺瞞を含み、嫉妬や羨望から来る。
 ニーチェはルサンチマンの人を「行動によって反応することが禁じられているので、単なる想像上の復讐によってその埋め合わせをつけるような徒輩」であると定義づけている。強者であればこの状態を克服できるが、弱者は行動による克服ができない。想像上の復習ではこの嫉妬や恨みが晴れるわけではないので、弱者はルサンチマンの状態に留まり鬱屈したまま悶々と過ごす。そして自身が何もできないのを正当化し、価値の否定および反転を行う。ニーチェは克服しない自分を正当化しようとするこの願望こそ奴隷精神の最大の特徴であるという。
 行動することなくただ羨み妬んで不平を言い、世の中のせいにすることで行動しない自分に言い訳をする、そのくせ平等や慈悲を求めてたかり、叶わなければ恨む、いざ力を持てば容赦なく奪い取る。弱者という名の収奪者に対し、ランドは何の幻想も持ってはいなかったのではなかろうか。しかし剥奪され不遇をかこいながら不満を抱えるランドもまた、ルサンチマンを恨むルサンチマンとみることもできる。
そこで登場するのが超人思想だ。唯一絶対な権威を頭上に戴き、それに依存するような依頼心から脱却して、個人に立脚して生きる。ユダヤ・キリスト教およびその変奏である共産主義のドグマからの解放は、社会や国家に幻滅しニヒリズムに陥っていたであろうランドに強い興奮と陶酔を与えたのではなかろうか。

 ランドはビザを取得してアメリカに渡る。その後様々なユダヤ人やリバタリアンと出会い、小説家として成功して広く名が知れ、リバタリアニズムを代表する思想家(本人はその呼称を受け入れなかった)として現代アメリカ精神に影響を与えることになる。いかにハリウッドがユダヤ人の多いところとはいえ、偶然のサクセスストーリーにしては出来すぎているのではないか。彼女は大きなユダヤネットワークの中で育まれたのではないかという考えが浮かぶ。
 藤森氏はアイン・ランドの周辺にフリーメーソンの影が色濃いことを確信しつつも、ランドと陰謀説が結びつけられることを否定している。私もランド自身が世界的な陰謀の首謀者の一人だったとは思わない。しかし、ランドという知性に水や栄養を与え、その果実を上手く利用した者がいたとしても不思議ではないと思っている。その手の者たちは広く“青田買い”をしており、その中の良い苗を選んで育て誘導し利用してゆくのだろう。本人がそうと気付いている場合もあるだろうし、気付いていない場合もあろう。私は、ランドはそんなストーリーの中にあり、本人もうすうすそれに気がついているたので、リバタリアニズムの中心からは距離を置き、観察者の立場(Objectivism;客観主義)を名乗ったのではないかと想像する。
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2009年6月25日木曜日

【リバタリアンとは】 アイン・ランド 2

 人の心理をあれこれ詮索するのは品のいいことではないが、現代アメリカ精神に影響を与えたランドの背景を知ることは有益なことではないかと考える。

 ランドは三人姉妹の長女である。藤森かよこ氏によればランドは幼い頃から聡明であり父を尊敬していたようだ。理知的な父親のようになって、父親に認めてもらいたいという気持ちを抱いていたとしても不思議ではない。ランドはユダヤ人家庭に生まれたが、ロシア帝国におけるユダヤ人は他のヨーロッパの地域と同様、それ以上に被迫害の歴史だった。

 モスクワの南から黒海とカスピ海の間にかけグルジアに至るロシア南部には、かつてユダヤ教を国教とするハザール王国という遊牧国家があった(ユダヤ教を国教とするものの、パレスチナに起源を持つヘブライ人の末裔ではない)。ロシア帝国が台頭しこの地を治めるようになってからは反ユダヤ政策が繰り返し行われた。雷帝イワン4世はユダヤ人を“毒薬商人”と見なし弾圧した。その後も時の皇帝によりユダヤ人追放令は何度も出されたが、1772年からのポーランド分割によってさらに多くのユダヤ人を抱えることとなり、ロシアは世界でもっともユダヤ人の多い国家となったため、ユダヤ人追放令は機能しなくなった。エカテリーナ2世は旧ハザール王国に相当する地域にユダヤ人の移動を制限する巨大ゲットーともいえる「定住地域」を定めた。
 それでもユダヤ人達は持ち前の知性と商才とネットワークで経済的成功をおさめるものもおり、1917年の革命前には帝政ロシアの金融経済に大きな影響を与えていた。ロシア人はユダヤ人の成功とユダヤ資本がロシア社会を買収してゆくことを苦々しく思いながら、国の金融経済に大きな影響を与えるユダヤ人をしぶしぶながらも認めなければならなかった。こうして革命前夜のロシアには、財界人・実業家や医師・弁護士・建築家・芸術家など中産階級インテリといった一握りの成功したユダヤ人と、大勢の迫害されている貧困ユダヤ人とがいた。ランドの家族は成功した中産階級ユダヤ人の例だろう。しかしそれは、ロシア人からは疎まれ、貧困ユダヤ人からは妬まれるような社会的位置づけだったのではなかろうかと想像する。
 当時、ロシアからも自由の国アメリカに脱出移民する者も多くいた。ランドの叔母もその一人だったのだろう。アメリカとロシアを結ぶユダヤ人ネットワークがあったのである。もちろんユダヤ人ネットワークは世界的なものである。一方、ロシアに残ったユダヤ人の中には帝政ロシアを打倒しようと、ロシア革命に協力する者も多かった。またロシアの外からそれに賛同し協力しようとする者も多かった。
 1904~1905年の日露戦争では、在米ユダヤ人銀行家ジェイコブ・シフが日本に軍費を提供している。もっともユダヤ社会が全面的に日本を応援したわけではなく、ロシアの方にも賭けていて、どちらにしても儲けられるよう両張りしていたのだが。シフはロシア革命にも資金を提供している。日本もまた打倒ロシアのための工作をしており、明石元二郎陸軍大将はヨーロッパにおいてレーニンを支援し、側面からロシアの弱体化を計った。ランドは日露戦争でロシアが敗れた1905年に生まれている。彼女が生まれ育ったのはまさにまさにそういう時代だった。
 共産党の指導者にはレーニンやトロツキーをはじめとして多くのユダヤ人がいた。ロシアにおけるユダヤ人の解放。民族主義を乗り越える世界革命。ロシア革命に期待を寄せる内外のユダヤ人は多かった。もちろんロマノフ朝のもつ莫大な資産を解放し自由な経済活動を獲得しようという意図を持つ者もあっただろう。ランドは2月革命後の革命政権時代の指導者でユダヤ人の人権保護を訴えユダヤ社会から資金援助や支援を受けていたケレンスキーに共感した。
 だが10月革命後は、都市の中産階級だったユダヤ知識人の多くは裕福層として敵視され、ランドの家族もまた財産を没収された。ランドは12歳の多感な年頃にそれを経験したのだ。ランドの家庭の平和は共産主義という無産階級の嫉妬によって剥奪されたのだった。帝政ロシアも共産主義ソヴィエトも結局は自分たちを搾取する。ランドは、国家というものの欺瞞を痛感し、かつ為政者と大衆や無産階級に対して恨みと憎しみを抱いたのではなかろうか。

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2009年6月24日水曜日

人を食った話

サートゥルヌス (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
サトゥルヌス(サートゥルヌス S?turnus)は、ローマ神話に登場する農耕神。英語ではサターン。(中略)
クロノスと同一視された後の神話では、ユピテルにオリンポスを追放された彼は地上に降り立ち、カピトリヌスの丘に一市を建設してイタリアの王となった。
そして当時、未開野蛮の民だった人々に農業やブドウの木の剪定などを教え、法を発布して太古の黄金時代を築いたという(文化英雄)。
一説によると、彼をイタリアに迎えたのはヤヌスだったという。
【6月24日 AFP】スペイン北部のアタプエルカ(Atapuerca)遺跡で発掘された「最初のヨーロッパ人」の遺骨から、この先史人類たちが人肉を食べており、しかも、とりわけ子どもの肉を好んでいたことが明らかになった。
 アタプエルカ・プロジェクトの共同ディレクター、Jose Maria Bermudez de Castro氏は、「彼らが習慣的に食人を行っていたことがわかった」と語った。
 遺骨などの分析によると、食人は、儀式としてではなく食用で行われていたという。敵対する相手を殺したあとで、主に子どもや若者が食べられていたとみられる。
捕食者から見た場合、孤立した人間ほど捕食しやすい大型動物はいないでしょうね。確かに。形を変えて、間接的人食いのようなことは今もあるような感じです。
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【リバタリアンとは】 アイン・ランド 1


「アイン・ランドは、ネオコン派と闘う本物のアメリカ保守思想-リバータリアニズム-の源流である。」
評論家・副島隆彦(『水源』によせて)
「アメリカ発の金融恐慌でも、資本主義が滅びることはない!」
副島隆彦氏激賞(『利己主義という気概』によせて)

アイン・ランドはソヴィエト連邦出身でアメリカに帰化したユダヤ人小説家であり、哲学者、劇作家、脚本家である。「アメリカの一般読者が選んだ20世紀の小説ベスト100」で一位、二位を獲得し10位内に4つの作品がランクインするなど現代アメリカを代表する作家であり、また客観主義と呼ばれる哲学大系を発展させたことで知られる。ランドの哲学は財産権を含む個人の権利と、レッセフェール(自由放任)資本主義を重要視するもので、道徳的エゴイズムを推進し利他主義を非難した。彼女はファシズム、共産主義、福祉国家を含むすべての集産主義と国家主権主義の反対した。ランドはリバタリアニズムに影響を与えた人物として扱われることが多いが、彼女自身はリバタリアニズムとは距離を置き、自身の哲学を客観主義(Objectivism)と称している。ランドに影響を受けた人は数多く、元連邦準備制度理事会(FRB)議長議長のアラン・グリーンスパンや88年大統領選挙にアメリカ・リバタリアン党として出馬し、現在は共和党議員であるロン・ポールもその一人である。

日本では、彼女の著作を翻訳している藤森かよこ氏が主宰する「アイン・ランド研究会」が詳しい。藤森氏はランドを信奉しつつ、彼女を客観的に評価しようとしており、そこがまた忠実にランディアン的である。ここでは藤森氏のサイトとWikipedioaからアイン・ランドの生涯を追ってみたい。

アイン・ランドは本名をアリーサ・ツィノヴィエヴァ・ローゼンバウムといい、1905年2月2日、ロシア・サンクトペテルブルクの中産階級家庭に、三人姉妹の長女として生まれた。両親はユダヤ人であり、彼女の父親は薬剤師として薬局を経営し成功していた。彼女は幼少の頃から聡明であったが、同世代の少女達との交流は不得手で孤独がちであったようだ。彼女は父親を尊敬し、知性を重んじた。特に数学が得意であったという。
1917年(12歳)、第一次大戦の戦況は長引き、ロシアでは厭戦的な空気が満ち、前線から撤退した兵士の不満も高まった。12歳になったばかりのランドは、サンクトペテルブルクの広場に面したアパートの窓からデモ隊の群衆や無数の赤い旗を目の当たりにする。そして群衆に対する最初の銃撃を目撃する。これが2月革命であった。帝政に反対する気持ちからランドは社会革命党の指導者アレクサンドル・ケレンスキーに共感していたが、彼女と彼女の家族の生活は、レーニン率いるボルシェヴィキの台頭によって破壊された。父親の薬局はソヴィエトによって没収され、家族は一時クリミア半島に逃れた。ランドが家族とともにサンクトペテルブルク戻ったのは、彼女が16の時だったが、生活は決して楽なものではなかった。
彼女はペトログラード大学(ソ連時代のレニングラード大学)に入学。そこで彼女では社会教育学部に所属し、歴史を専攻して哲学者ニコライ・O・ロースキィの下で学んだ(ロースキィは、ロシアの哲学者で、ロシアの理想主義、直観主義、パーソナリズム、リバタリアニズム、倫理学、価値論を代表する。彼の哲学は直感的パーソナリズムと呼ばれる)。
彼女がアリストテレスプラトンの著作に引き込まれたのは大学在学中であった。彼女に影響を与えたもう一人の人物はフリードリヒ・ニーチェである。彼女はニーチェの哲学的作品を濃密に研究し、『ツァラトゥストラはこう語った』の英雄的感性に陶酔した。なお、藤森氏によれば、彼女の最初の恋人は彼女の情熱が重くて引いてしまったという。ランドは卒業間際に"非プロレタリアン"として大学から追放されたが、後に卒業を認められた。1924年(19歳)に卒業した彼女はその後、ハリウッド映画に憧れながらシナリオ学校で勉強した。
1925年(20歳)末、アメリカ・シカゴの親戚を訪ねるという理由で彼女にビザが認可された。彼女の母親は彼女を亡命させようと考えていた。因みに両親は後にドイツ軍のレニングラード包囲戦で死亡している。1926年2月(21歳)、彼女は船でアメリカに到着した。彼女は名前をAyn Randとした。アイン・ランドという発音はドイツ語でein Rand、「一つの」「隅,辺縁」となる。ゲットーでの生活を余儀なくされた歴史を持つユダヤ人にとってこれは印象的な言葉だろう。彼女があえてこの名前を選んだのは、ユダヤ人というアイデンティティを携えて新天地に踏み出そうとしたからだろうか。彼女は新聞売り、ウエイトレス、店員などをして働きながら映画館に通い英語を身につけた。その後、ランドはハリウッドに向かい生活のために雑用をしつつシナリオライターの夢を追った。そんな中、彼女は『十戒』などで有名なユダヤ人映画監督セシル・B・デミル(藤森氏に依ればデミルはフリーメーソンであったという)と出会い、彼の映画『キング・オブ・キングス』(1927年)にエキストラ出演し、その次の作品のスクリプトリーダーの仕事を得た。この時、彼女の目に止まったのは若き俳優フランク・オコーナーだった。 1929年(24歳)、二人は結婚し、オコーナーの死まで二人は連れ添った。 1931年(26歳)、彼女はアメリカ市民となった。
1932年(29歳)、ランドは脚本『Red Pawn』がユニバーサル・スタジオに売れたことで最初の成功を手にした。ウィーン生まれのユダヤ人映画監督ジョセフ・フォン・スタンバーグはマレーネディートリッヒをヒロインにこの脚本の映画化を考えたが、 当時反ソ連のテーマは不人気だったためプロジェクトは没になった。この作品は1934年にハリウッドの劇場ドラマとして上映された。ランド夫妻はニューヨークに転居し、1935年(30歳)、同作品がブロードウェイでリメイクされたことで収入を得たランドの生活は安定した。1936年(31歳)、彼女の半自伝的な最初の小説『We The Living』がマクミラン社によってに発刊された。
1940年(35歳)、彼女と夫は共にウェンデル・ウィルキーの大統領選挙運動にボランティアとして参加した。この活動は彼女を自由市場資本主義との出会いとなった。ニューヨークタイムズ紙のリバタリアン・エコノミスト、ヘンリー・ハズリット夫妻は以前からのランド夫妻の友人であったが、彼はその後ランドを、現代リバタリアニズムに影響を与えたオーストリアの経済学者ルートヴィヒ・フォン・ミーゼスに引き合わせた。二人は彼女との哲学的相違にもかかわらず、ランドを賞賛し、ランドは生涯に渡って二人の書物を強く支持した。
1943年(38歳)、ランドの最初のベストセラー『水源―The Fountainhead』が出版された。これは、彼女が長年したためてきたロマンチックで哲学的な小説で、アメリカの近代建築家フランク・ロイド・ライトをモデルにしたと言われる、野心的な若き建築家ハワード・ロークを主人公に描いたものである。この小説は12の出版社から断られた後、ボブズ・メリル社(社主のサミュエル・メリルはインディアナ州発行の1ドル紙幣の肖像となった名士)が採用した。『水源』は最終的に世界的な成功となり、ランドに名声と経済的安定をもたらした。
1943年、ランドは『水源』の映画化に伴い脚本を書くためハリウッドに戻った。翌年、ランド夫妻は、オーストリア出身のユダヤ人近代建築家リチャード・ノイトラ設計の郊外住宅を購入した。ここでランドは、ハズリットや、ハリウッドの劇作家や女優、それにアメリカ最初のリバタリアン・シンクタンクである経済教育財団(The Foundation for Economic Education ; FEE) の創設者レオナルド・リードらをもてなした。
第二次大戦後の1947年(42歳)、“赤狩り”の際に、ランドは非米活動調査委員会(HUAC)の前で好意的な証人として証言している。1944年の映画『Song of Russia』で描かれれている描写は彼女のソ連時代の経験とは乖離しており、ソ連の社会経済的状況とソ連下の生活を実際よりもより良くより幸せそうなものとして、ひどく歪曲していると証言している。彼女は、たとえナチスを打ち負かすためにソ連との一時的な同盟が必要であるとはいえ、ソヴィエトの生活に誤ったポジティヴな印象を与えるべきではないと信じていた。
1950年(45歳)、彼女の作品の愛読者であるユダヤ系カナダ人学生ナサニエル・ブランデンと後に彼の妻になるバーバラとの交流が始まる。若い信奉者と夜を徹して語り合うような生活が始まる。翌1951年、ナサニエルらが進学のためにニューヨークに転居すると、ランド夫妻もまたニューヨークへ転居した。夫は田舎の豪邸生活を諦めることに不満はあったが、経済的にも彼女に従わざるを得なかった。1953年(48歳)、ナサニエルとバーバラ結婚しランドの近くに住まう。後年、ランドとランドの弟子たちは同じアパートのビルに住むようになり小さな共同体を作ることとなる。次の年にはランドは25歳年下のナサニエルと恋愛関係になり、ランドはバーバラと夫を説き伏せて、ナサニエルとの性交渉を含めた関係を承認させたという。
1957年(52歳)、1,100ページに及ぶランドの最高傑作『肩をすくめるアトラス』が出版された。ランドの最後のフィクションであるこの大作は「客観主義」というランド哲学の核心を表現している。そのストーリーの中では多くのクリエイティヴな実業家や科学者、芸術家が山の中の隠れ家に引き籠もり、そこで独立した自由経済を構築する。そして、社会的平等や利他主義を名目に搾取しようとする社会に対してのストライキを試みる。この小説は数章書かれるごとに、アパートに集まった弟子たちの前で読み上げられ、弟子たちはそれを楽しみにしていた。その中には後のFRB議長アラン・グリーンスパンもいた。
1958年(53歳)、 ナサニエルがランド哲学の研究所であるNathaniel Branden Institute(NBI)を設立し、以後ここが講演・教育・啓蒙活動の拠点となり、客観主義運動は全米に広まった。
1964年(59歳)、 ナサニエルはNBIに参加していた若い女優と不倫関係になる。1967年(62歳)、NBIは絶頂期を迎えエンパイア・ステート・ビル内に事務所を移転し、NBIは絶頂期を迎えるが、翌1968年(63歳) ナサニエルの不倫が露見し、ナサニエルは破門されNBIを中心とした共同体は崩壊していく。
60年代70年代を通して、ランドはノンフィクション作品やイェール大学、プリンストン大学、コロンビア大学などの有名大学での講演によって彼女の客観主義哲学を発展・推進させた。
1972年(67歳)、 ランドは末の妹ノラ夫妻をソ連から呼び寄せたが、妹夫妻はアメリカの生活に馴染めず帰国した。1979年(74歳)、夫フランクが死亡。1981年(76歳)、ランドは肺ガンの手術の後、十分な快復をみぬまま、1982年3月6日、77歳で死亡した。
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2009年6月21日日曜日

【リバタリアンとは】 リバタリアニズム

リバタリアニズム (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
リバタリアニズム(自由意志論 英:libertarianism)とは、他者の権利を侵害しない限り、各個人の自由を最大限尊重すべきだとする政治思想である。
哲学、神学、形而上学においては決定論に対して、自由意思と決定論が両立しないことを認めつつ(非両立説 incompatibilism)、非決定論から自由意志の存在を唱える立場を指す。(ただし日本語では一般的ではない)
レッセフェールを唱え、経済や社会に対する国家や政府の介入を否定もしくは最小限にすることを主張する。

レッセフェール (仏:laissez-faire、自由放任主義(じゆうほうにんしゅぎ)と一般には訳される。)とは、フランス語で「なすに任せよ」の意。経済学で頻繁に用いられており、その場合は特に「政府が企業や個人の経済活動に干渉せず市場のはたらきに任せること」を指す。無干渉主義とも呼ばれる。
レッセフェールはフランスの重農主義者が最初に用いた標語であり、これを古典派経済学の祖であるアダム・スミスが『国富論』(1776年)で体系化した。「自由競争によって「見えざる手」が働き、最大の繁栄がもたらされる」と主張したのは有名である。この時代精神を体現しているのがマイアー・アムシェル・ロートシルト(1744-1812)といえよう。

個人の自由を尊重する思想としては従来「リベラリズム」という用語があった。しかしリベラリズムは社会的公正を志向するため、政府による再分配によって平等を実現しようとする社会主義~社会民主主義的・福祉国家的な文脈で使われるようになった。リベラリズムの主張する自由は政府のサポートを必要とする、いわゆる積極的自由である。これに対してリバタリアニズムの主張する自由は、いかなる制約、干渉を受けないという、いわゆる消極的自由なのである。。また、リベラリズムでは貧困者や弱者が奴隷にならぬよう政府による介入を肯定するが、リバタリアニズムは市場原理主義に基づく経済的自由と社会的自由を共に主張し、規制と徴税は自由と財産権を損なうとして反対し(規制緩和)、結果の平等が実現されるべきだとは考えない(自己責任)。

リバタリアニズムの基本原理となるのは私的財産権である。その私的財産権の根拠をどこに求めるかといえば、自分の身体は自分が所有していることは自明であるという考え、つまり自己所有権の原理に根拠を求める。自己所有権原理から演繹して自己所有権とそれを根拠とする私的財産権に対する自由を主張する。ゆえにリバタリアンが主張する自由とは制約や束縛がないという意味の消極的自由を指している。政治的には、私的財産権を侵害したり規制するすべての政治的関与介入を否定する(例:結婚制度の廃止、銃・麻薬・売春に対する規制の撤廃、賭博や同性愛の容認)。経済的には、個人の経済活動の自由を実現し、市場への一切の政府介入を否定する自由放任主義(レッセフェール)を唱える(例:公共事業・財政政策の廃止、徴兵の拒否、都市計画反対、貨幣発行の自由化)。リバタリアンは自律を重んじため、献身や利他も正しくないとして福祉国家も否定する。また、自己所有原理、私的財産権の最大限の尊重という立場から、暴力、詐欺、侵害などに対しては、それを起こした者への強制力の行使には反対しない。
一言にリバタリアンといっても政府の権力をどこまで認めるか、市場を重視するのか(右派リバタリアニズム)、社会連帯を重視するのか(左派リバタリアニズム)など、その主張には幅がある。
アメリカでは成人の10~20%がリバタリアン的視野を持っているとされる。

こうしてみると、リバタリアニズムという言葉になじみはなくとも、そこから派生する言葉は耳にしたことがあるだろう。「規制緩和」「自己責任」「グローバリズム」「自由競争が市場を活性化する」「小さな政府」「男女共同参画」「民営化」……。これらはリバタリアニズムの思想を反映している言葉であり政策であるように感じられる。政策は政府が策定するが、その政策で政府の権限が縮小すれば夜警国家となり、行き着く先は無政府の「神の見えざる手」を行動原理とする「万人は万人に対して狼」という荒野ではなかろうか。

トマス・ホッブズ(1588-1679)は、イングランドの哲学者であり、近代政治思想を基礎付けた人物である。ピューリタン革命により1640年からフランスへ亡命した。著作『リヴァイアサン』は亡命中に執筆し、1651年帰国の年に刊行された。リヴァイアサンとは旧約聖書に登場する海の怪物レヴィアタンの名前から取られた。
旧約聖書でのレヴィアタン
神が天地創造の5日目に造りだした存在で、同じく神に造られたベヒモスと二頭一対(ジズも含めれば三頭一対)を成すとされている(レヴィアタンが海、ベヒモスが陸、ジズが空を意味する)。ベヒモスが最高の生物と記されるに対し、レヴィアタンは最強の生物と記され、その硬い鱗と巨大さから、いかなる武器も通用しないとされる(詳しくは後述)。世界の終末には、ベヒモス(およびジズ)と共に、食べ物として供されることになっている。
『ヨブ記』によれば、レヴィアタンはその巨大さゆえ海を泳ぐときには波が逆巻くほどで、口から炎を、鼻から煙を吹く。口には鋭く巨大な歯が生えている。体には全体に強固な鎧をおもわせるうろこがあり、このうろこであらゆる武器を跳ね返してしまう。その性質は凶暴そのもので冷酷無情。この海の怪物はぎらぎらと光る目で獲物を探しながら海面を泳いでいるらしい。
リヴァイアサンが七つの大罪における「嫉妬」の対応悪魔である。
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2009年6月20日土曜日

【リバタリアンとは】 liberty とその周辺

ラテン語にliber という言葉があります。もとは「社会的・政治的に制約されていない」とか「負債を負っていない」といった意味でしたが、広く「自由な」と訳されています。これが英語に入ってliberal (自由な)や名詞形のliberty (自由)の語源になりました。「自由主義」のliberalism も同じです。動詞にしてliberate とすれば「解放する」となります。「解放者」はliberator 「解放」がliberation であることはすぐに類推できますね。Liberal artsは、大学などの一般教養科目のことで、哲学、歴史、文学、言語などの科目を含みます。
ラテン語で注意しなければいけないのは母音に長短の区別があることで、同じくliber と書かれるのですが、母音が短く、「書籍」を意味するliber という言葉があります。これも英語に入っているのですが、母音の長さの違いからliber ではなくlibr‐のかたちで入りました。Library (図書館)、librarian (図書館員)がそれです。(神田外語大学 エッセイ「語源の楽しみ」より引用)
liber [n.]
  《植物》phloem(師部,師管部)
liber [n.]
  公文書,不動産証文・出生証明書・遺言状などのつづり.
Liber [n.]
  リーベル:古代イタリアのぶどう酒・ぶどう園の神;後にBacchusと同一視された.
Libera [n.]
  リーベラ:古代イタリアのぶどう酒・ぶどう園・豊饒の女神;Liberの妻;後にPersephoneと同一視された.
Libertas [n.]
  リベルタス:古代ローマにおける自由の擬人化である女神
liberty [n.]
  1 (圧政・暴力的支配からの)自由.
  2 (外国の支配からの)自由,独立.
  3 (抑制・妨害・義務・制限などからの)自由,解放;(随意に行動し,語り,考える)自由,権利.
  4 (幽閉・肉体的束縛からの)自由,解放,釈放,放免.
  5 (1)(船員,特に海軍軍人に与えられる)上陸許可,賜暇 (2)(一般に)許可.
  6 場所に出入りする自由,使用する権利.
  7 (言葉・行動の)行き過ぎた自由,かって,気まま,無礼.
  8 (硬貨などの)自由の女神像.
  9 (その地域内である種の行政的特権が許される)特別行政管区.
liberal [adj.]
  1 (宗教・政治上の)自由主義,改進主義の.
  2 (進歩的政治改革を唱道する)自由党の.
  3 (君主制・貴族制に対して)代議制政治の.
  4 自由主義(liberalism)の,自由主義に基づく;自由主義を擁護(主張)する.
  5 (特に法が保証する限りで)個人に最大限の自由を認める,個人の自由の概念に反しない.
  6 (特に個人の信仰・表現に関して)活動の自由を認める.
  7 偏見のない,偏狭でない,(自己の信念に)凝り固まっていない;寛容な.
  8 (新思想などを)広く受け入れる,心の広い;(特に)慣習(因習)に縛られない;公平な.
  9 物惜しみしない,気前のよい,けちけちしない.
  10 惜しみなく与えられた;十二分の,豊富な.
  11 厳格(厳密)でない;字義にとらわれない.
  12 自由人(freeman)の;自由人にふさわしい.
  13 (体の部分・輪郭などについて)大きな,豊かな.
liberal [n.]
  1 自由主義者,改進主義者.
  2 (特に英国の)自由党員.
liberalism [n.]
  1 (行動・立場などが)寛大なこと,偏見のないこと,因習に縛られないこと,厳格でないこと.
  2 (自由党の主義および政策としての)自由主義.
  3 自由主義:思想的には個人の権利と市民的自由の保障,政治的には個人の自由と議会主義の擁護,経済的には個人的活動の自由放任を求めて,制度の平和的な修正を主張する政治的・社会的思想潮流.
  4 (現代プロテスタンティズムの)自由主義運動:伝統や権威の束縛から脱し,信仰を科学や人間の精神的能力に調和させようとする運動.
liberalist [n.]
  自由主義者,改進主義者.
libertarianism [n.]
  リバタリアニズム、自由論.
libertarian [n.]
  1 (特に思想・行動についての)自由擁護者,自由論者
  2 自由意志論者(⇔nesessitarian)
libertarian [adj.]
  1 自由を擁護(主張)する,自由論に従う.
  2 自由意志論を支持(主張)する.
libertinism [n.]
  1 放蕩,道楽,不身持ち
  2 性的慣習(宗教的権威)の無視;(宗教上の)自由思想(freethinking)
  3 (古)自由(liberty)
libertine [n.]
  1 道徳的(性的)に束縛されない人,放蕩者,放埒者,道楽者
  2 (古代ローマで)奴隷から解放された者
  3 (宗教上の)自由思想家
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2009年6月19日金曜日

【リバタリアンとは】 ディオニューソス~リーベル


ディオニューソス (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
ディオニューソスはギリシア神話に登場する豊穣ブドウ酒酩酊の神である。この名は「若いゼウス」の意味(ゼウスまたはディオスは本来ギリシア語で「神」を意味する)。オリュンポス十二神の一人とされることもある。
日本語では長母音を省略してディオニュソス、デオニュソスとも呼ぶ。
神話
ゼウスとテーバイの王女セメレーの子。ヘーラーは、夫の浮気相手であるセメレーを大変に憎み、彼女をそそのかして、雷電を持つ 神本来の姿のゼウスと会わせ、その光輝で焼死させてしまう。このため、まだ胎児だったディオニューソスはヘルメースにより取り上げられ、ゼウスの腿の中に埋め込まれ、臨月がくるまで匿われたという。
生まれてすぐヘーラーに追われる身となったディオニューソスは、ギリシアやエジプト、シリアなど、地上で長い間逃亡生活を送り、その間にブドウ栽培などを身につけてこれを伝え、民衆の支持を得る。また、自分の神性を認めない人々を狂わせたり 動物に変えるなどの力を示し、神として畏怖される存在ともなった。
エウリーピデースの悲劇『バッコスの信女』の中では次のような物語がある。テーバイの王ペンテウスは、従兄弟であるディオニューソスの影響を憂いて、信仰を禁止し、彼を捕らえようとする。しかし、ディオニューソスは市中の女性達を帰依させ、山中でペンテウスを殺させる。そのディオニュソスの狂信女たちの中には、ペンテウスの母親もいた。
こうして熱狂的な信者を獲得し、世界中に自分の神性を認めさせたディオニューソスは、死んだ母セメレーを冥界から救い出し、晴れて神々の仲間入りをしたという。
また、次のような神話もある。ゼウスは実の母レアーと交わりペルセポネーを産ませた。そして、蛇に化けてペルセポネーに近づき、跡継ぎとしてザグレウスを産ませた。(ザグレウスは単にデーメーテールとの間に産まれた子という説もある)ところが、ザグレウスは嫉妬に狂ったヘーラーが仕掛けたティーターン族に襲われ、数々の動物に変身して闘うも牛になったとき捕らえられ、八つ裂きにされ食われてしまった。アテーナーがその心臓を救い出し、ゼウスがこれを飲み込んだ。後に生まれたセメレーとの間の子の心臓は、本来ザグレウスのものであった。この神話はディオニューソスがかつて農耕神であったことを反映していると考えられる(→死と再生の神)。
ワインの伝来については、次のような神話がある。各地を遍歴したディオニューソスはアテーナイの近くイーカリアー村で農夫イーカリオスのもてなしを受けた。イーカリオスは返礼として葡萄の栽培と、ワインの製法を伝授された。イーカリオスは出来上がったワインを山羊皮の袋に入れ、村人たちにふるまったが、初めて飲む酒に村びとは興奮、毒を盛られたと誤解してイーカリオスを殺害してしまった。その死体を見た娘エーリゴネーは悲嘆の余りその場で首を吊った。事の次第を知ったディオニューソスは怒り、村の娘全員を狂気に陥らせ、集団縊死に及ばせた。やがて誤解と知った村人たちの手で哀れな父と娘は供養され、ここにディオニューソスの怒りも収まり、同地は葡萄の産地として名を知られるようになった。
信仰
本来は、集団的狂乱と陶酔を伴う東方の宗教の主神で、特に熱狂的な女性信者を獲得していた。この信仰はその熱狂性から、秩序を重んじる体制ににらまれていたが、民衆から徐々に受け入れられ、最終的にはディオニューソスをギリシアの神々の列に加える事となった。
この史実が、東方を彷徨いながら信者を獲得していった神話に反映されている。またザグレウスなど本来異なる神格が添え名とされることにもディオニューソス信仰の形成過程をうかがわせる。
とはいうものの、実際にはミケーネ文明の文書からゼウスやポセイドーンと同様にディウォヌソヨという名前が見られ、その信仰はかなり古い時代までさかのぼる。ギリシア人にとっては「古くて新しい」という矛盾した性格を持つ神格だったようである。
アテーナイを初めとするギリシア都市ではディオニューソスの祭りのため悲劇の競作が行われた。
ローマ神話ではバックス(バッカス)と呼ばれ、また豊穣神リーベルと同一視されている
哲学
フリードリヒ・ニーチェは、ディオニューソスを陶酔的・激情的芸術を象徴する神として、アポローンと対照的な存在と考えた(『音楽の精髄からの悲劇の誕生』もしくは『悲劇の誕生』)。このディオニューソスとアポローンの対比は思想や文学の領域で今日でも比較的広く知られており、「ディオニューソス的」「アポローン的」という形容、対概念は、ニーチェが当時対象としたドイツ文化やギリシア文化を超えた様々な対象について用いられる。
別名バッカス、即ち酒乱の神を祀る秘密儀式。森の中、裸の女たち(;バッコスの信女、マイナス)が牛や羊を寄ってたって襲い殺し、そのまま素手で解体していって、ナマで食べたもので、犠牲牛の前には幼児や人間なども食べていたものと推定される。それによって、永遠の生命が得られたのだし、ディオニュソスとオルフェウスの二重の再生/もしくは転生を意味し、後のサクリファイスやカニバリズムの原型と考えられるし、ユダヤ教のアダムが食べた「禁断の果実」とは「木の実」ではなくて、このような「肉食」(人肉)だったのではないかという研究も起こってきている。
Liber (From Wikipedia, the free encyclopedia)
In Roman mythology, Liber was originally associated with husbandry and crops, but then was assimilated with Dionysos. He is the consort of Ceres and the father of the goddess Libera. His festival, the Liberalia, was on 17 March when young men celebrated the arrival of manhood.
*Libera is also known as Liber's consort, wife.[citation needed]
liber 古代イタリアの葡萄酒の神、(Bacchus)バッカスと同一視された
libera 古代イタリアの葡萄酒、豊饒の女神、Liberの妻

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【1345億ドルインチキこくさい事件】についてのいくつかの見解

例の、1345億ドルのインチキこくさい事件ですが、メディアの扱いは小さく、内容も「ただの偽造事件みたいですよ」という感じです。


大手マスコミ以外の見解はどうでしょう。
「純真な資産家が高額米国債詐欺に引っかかって、それをスイスに持ちだそうとしたら捕まった」というオチになるんじゃないかという見解や、見せ金にして資産家を引っかけようとした詐欺未遂じゃないかという見解などがあるようです。
13兆の詐欺に引っかかるって、いったいどんな資産家なんでしょうね。持てる資産全部をつぎ込んだわけじゃないでしょうから、その何十倍の資産を持つ“個人”なんでしょうね。「13兆もキャッシュで持ってたら危ないですよ。今、米国債にしておくと確実に儲かりますよ」とか言われて騙されるんでしょうか。

ブルームバーグ・ニュースのコラムニスト、ウィリアム・ペセック氏は以下のような見解です。
考えてもみてほしい。この2邦人が運んでいた米国債はニュージーランドの国内総生産(GDP)に匹敵する規模だ。この資産でスロバキアとクロアチアを買い取ったとしても、モンゴルかカンボジアのGDPに相当するおつりがくる。巨額詐欺事件のバーナード・マドフ被告も小さく見えるというものだ。
スーツケースに隠されていた米国債が本物なら、2人合わせて世界4位の米国債保有者だ。ガイトナー米財務長官が日本や中国からのドル資産への投資維持に向けて割く時間の一部でも、イタリアとスイスの国境を越えようとしたこの2人のために使うべきではないかと考えても無理はない。
(中略)
しかし、ホワイトハウスには最悪だろう。理論的に、米国か中国、日本しかあれだけ大量の米国債は動かせないためだ。米財務省が説明しなければ、陰謀論がまかり通ることになろう。
金融関連ブログ「マーケット・ティッカー」でカール・デニンジャー氏は「米国が財政赤字穴埋めのためにこっそりと、例えば日本を対象に過去10-20年間、国債を発行していた」可能性を指摘する。同氏はこの推察に対する「答えが得られると期待しよう。すぐに忘れられてしまうような『こっけいな話』とは訳が違う」と続ける。
仮に偽物だとしたら、そんな高額の偽物詐欺が横行しているとしたら米国債に対する信用問題ですからアメリカは捜査摘発に動かねばなりません。そのような動きはあるのでしょうか。

表向きにはないことになっている本物を純真な資産家(日本)に売りつけた。それを換金しようとしたができなかった。だとしたら、交換できないのだから例え本物でも偽物っちゃ偽物だし、詐欺っちゃ詐欺か。やっぱり。

ところで、「1345」で検索したらこんな記事がありました。
首都圏で20代の男性が最低限の生活を維持するには時給1345円が必要。労働問題を研究するシンクタンク労働運動総合研究所などが8日、首都圏では初めての最低生計費の試算結果を公表した。東京都の最低賃金は766円で大きな隔たりがあるとしている。
日本も苦しいですが、アメリカも苦しい。


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2009年6月17日水曜日

「新型インフルエンザへの対応の多層化は有効か」

個人的には結構重要なコラムだと思っています。

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1345億ドルアメリカ国債不正持ち出し事件の流れ(おさらい)

1345億ドルというあまりに巨額なアメリカ国債不正持ち出し事件ですが、
 【パリ=山口昌子】イタリアの財務警察(GDF)は14日までに、1340億ドル(約13兆1900万円)相当の米国債を不正に持ち出そうとしていた50代とみられる日本人の男2人をイタリアとスイスの国境近くで逮捕したと発表した。
 2人はイタリアからスイスに列車で入る際、スイス南部キアッソの税関で「課税品なし」と申告したが、税関職員が調べたところ、2重底のスーツケースから1340億ドル相当の米国債が発見されたという。
 事件に絡んで、イタリア北部コモの財務警察も声明を発表し、額面で5億ドルの米国債249枚などが押収されたとしている。
 当局側は債権の金額があまりに巨額のため、偽造の可能性もあるとみて慎重に調べている。米国債が本物の場合、現行法では虚偽の申告に対する罰金380億ユーロが課せられるという。
シュンゲン協定によって、本来手荷物検査のないイタリア-スイス国境で税務官が検査をして、債務警察が発表しているところをみると、最初からマークされていた、つまり情報はリークされていたということが考えられます。本物で正当な所持者なら「申告漏れ」で罰金(380億ユーロ)を払って釈放。偽造なら空前の有価証券偽造事件として大問題。もちろん大規模な捜査が始まるでしょう。

…で、その続報です。
【コモ(イタリア北部)藤原章生】日本人男性2人が今月3日、計1340億ドル(約13兆円)相当の米有価証券をイタリアからスイスに持ち出そうとしたとして、イタリア当局に拘束された事件で、所持していた証券は偽造の可能性が高いことが15日までの毎日新聞の取材で分かった。また、今年4月上旬にも日本人が関与したとみられる別の偽造証券の押収事案があったことが判明。イタリア財務警察とコモ検察庁は、相次ぐ「巨額」偽造証券の背後に日本人を含む組織的な関与があるとみて捜査している。
 同検察庁は、在ローマ米大使館と連携し、押収した証券について調査。関係者によると、2人が所持していた米国債やケネディ債は「額面の大きさや発行年代が現存しない可能性が高い」という。イタリアの法律では、証券が本物の場合、2人には未申告輸出の容疑で巨額の罰金刑が科せられるが、偽物の場合、使用や提示がなければ処罰されないため、2人は事情聴取後に釈放された。在ミラノ日本総領事館は2人の所在を把握していないという。
 今年4月の事件では、日本人から依頼を受けたイタリア人男性が、額面200億ドル相当の日本国債の偽造品をスイスに持ち出そうとし財務警察に押収された。
ということです。どうも「偽造」ということで一件落着という方向のようです。しかもすでに釈放所在不明。なんですか。これ。その“偽造”米国債はどうなったのでしょう?返却されたのですか?「額面の大きさや発行年代が存在しない可能性」ってどういうことですか。本物を正規の人間が運んでいたけど「偽物」ってことにして幕引きをした、とか、表向きには存在しない本物を正規の人間が運んだ、ってことなら一番分かりやすいです。偽物作ったって換金できないでしょうからね。そんなもの。どうもクサイです。国債だけに。(駄洒落落とし)


首相、当初は「西川交代」…竹中・小泉コンビが封じ込め(讀賣新聞)とか、出典:読売新聞の渡邉恒雄氏は『文藝春秋』2009年1月号とかにもあるように、読売売新聞がこう報道するとは。なにやら離反、仲間割れの様相ですか?沈み行く船からワラワラと抜け出す人が多くなっているのでしょうかね。ズッポリ足を突っ込んでいるひとは逃げられなくて、鼻が利く人から離れてゆくのでしょうか。

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こんなんだったらヤダなぁ

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2009年6月16日火曜日

1345億ドルの出自?

IMFはアメリカの経済見通しを上方修正したそうです。
[ワシントン 15日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は15日、米経済年次報告を発表した。大規模な刺激策が年内に米景気後退を緩和、成長は2010年に小幅上向くとし、成長見通しを上方修正した。
(中略)
 一方、IMFは、米経済の見通しは非常に不透明で、予想通り来春に経済が回復しなければ、追加の景気刺激策の検討や連邦準備理事会(FRB)による現在の低金利維持がなされるべきとした。見通しに対する最大のリスクは住宅差し押さえの増加や住宅価格の下落、新たな金融混乱と指摘した。
明るいニュースですね。……といいたいところですが、
どうも市場はちゃんと分かっているようです。

さて、例の13兆円の件ですが、
陸戦隊さんがまとめています。



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