2009年6月30日火曜日

静かに広がる夏の風邪

 金沢市は28日、市内で開かれたフィギュアスケートショーへの参加で来日した20~30歳代のロシア人男女計3人について、新型インフルエンザの感染が確認されたと発表した。
 富山県と高知県でも、それぞれ県内初の感染を確認。国内の感染者数は29日午前0時半現在、42都道府県1216人
(2009年6月29日 読売新聞)
2009.6.30 00:27
 世界保健機関(WHO)は29日、新型インフルエンザの感染者が同日午前(日本時間同午後)現在で7万893人、死者は311人に達したとする集計結果を発表した。前回集計の26日時点に比べ、感染者は1万1079人、死者は48人増えた。
 米国の感染者数が6268人増えたほか、カナダが1043人、オーストラリアが758人増えるなど、これまでの主要感染国の増加が目立った。また中国、フィリピン、シンガポールなどアジア地域でも増えた。(共同)
2009.6.30 01:37
 世界保健機関(WHO)は29日、デンマークの新型インフルエンザ感染者の中から、抗ウイルス剤タミフルに耐性を持つ初のウイルス検体が確認されたことを明らかにした。
 タミフル投与はワクチンが完成していない現在、新型インフルエンザの治療で最も有効な手段だが、タミフルが効かないウイルスの感染が拡大すれば、対策の練り直しを迫られる恐れもある。
 WHO当局者によると、耐性ウイルスはデンマークの軽症患者1人から確認された。患者は既に回復して元気になっている。ウイルスは同じH1N1型が突然変異したものだが、今のところ耐性ウイルスが拡大する兆しはみられないという。
47都道府県のうち、42の都道府県で新型インフルエンザの罹患が確認されています。全国に広がっていると考えるべきでしょう。渡航歴のない人も個発的に発生しているところをみると、顕在化しなかったり、受診しなかったり、検査に至らなかったりというケースが潜在的に多数いると思われます。
暑くなってきても雨期になってもコンスタントに発生するようなので、環境耐性は強いウイルスなのではないでしょうか。世界的に見ても中米、東南アジア、アフリカで確認されていますから、夏でも流行る、秋~冬ならなおさら、というものではないでしょうか。
季節性インフルエンザにはタミフル耐性ウイルスはありましたが、今回、新型インフルエンザにもタミフル耐性が確認されたとか。なんか耐性を獲得するのが早い印象があるのですが、どんなもんでしょう。もしかしたら変異の早い、変化適応の旺盛な種(あるいは世代)なのかもしれない、という想像が浮かびます。
いずれ新型インフルエンザワクチンがリリースされると思いますが、もちろん量は足りません。どんな人を優先して接種するかも今のところ不明です(強毒性鳥インフルエンザで想定したように医療関係者や警察、消防、ライフライン従事者、政治家を最優先するのか、基礎疾患を持つハイリスクの人を優先するのか、若年者を優先するのかなど)。ただでさえインフルエンザの季節には医療機関は忙殺されますが、新型インフルエンザのワクチンがリリースされた場合、季節性インフルエンザのワクチンと併用するのか、その場合、どう使い分けるのか、対象者(たとえばどの程度をハイリスク患者と考えるのかなど)かどうかをどう判断するのか、支払や保険はどうするのかなどなど、医療現場の情報量は激増します。
ブログランキング・にほんブログ村へ
【メルマガ購読】
秋月便り
 

0 件のコメント: