2009年6月17日水曜日

1345億ドルアメリカ国債不正持ち出し事件の流れ(おさらい)

1345億ドルというあまりに巨額なアメリカ国債不正持ち出し事件ですが、
 【パリ=山口昌子】イタリアの財務警察(GDF)は14日までに、1340億ドル(約13兆1900万円)相当の米国債を不正に持ち出そうとしていた50代とみられる日本人の男2人をイタリアとスイスの国境近くで逮捕したと発表した。
 2人はイタリアからスイスに列車で入る際、スイス南部キアッソの税関で「課税品なし」と申告したが、税関職員が調べたところ、2重底のスーツケースから1340億ドル相当の米国債が発見されたという。
 事件に絡んで、イタリア北部コモの財務警察も声明を発表し、額面で5億ドルの米国債249枚などが押収されたとしている。
 当局側は債権の金額があまりに巨額のため、偽造の可能性もあるとみて慎重に調べている。米国債が本物の場合、現行法では虚偽の申告に対する罰金380億ユーロが課せられるという。
シュンゲン協定によって、本来手荷物検査のないイタリア-スイス国境で税務官が検査をして、債務警察が発表しているところをみると、最初からマークされていた、つまり情報はリークされていたということが考えられます。本物で正当な所持者なら「申告漏れ」で罰金(380億ユーロ)を払って釈放。偽造なら空前の有価証券偽造事件として大問題。もちろん大規模な捜査が始まるでしょう。

…で、その続報です。
【コモ(イタリア北部)藤原章生】日本人男性2人が今月3日、計1340億ドル(約13兆円)相当の米有価証券をイタリアからスイスに持ち出そうとしたとして、イタリア当局に拘束された事件で、所持していた証券は偽造の可能性が高いことが15日までの毎日新聞の取材で分かった。また、今年4月上旬にも日本人が関与したとみられる別の偽造証券の押収事案があったことが判明。イタリア財務警察とコモ検察庁は、相次ぐ「巨額」偽造証券の背後に日本人を含む組織的な関与があるとみて捜査している。
 同検察庁は、在ローマ米大使館と連携し、押収した証券について調査。関係者によると、2人が所持していた米国債やケネディ債は「額面の大きさや発行年代が現存しない可能性が高い」という。イタリアの法律では、証券が本物の場合、2人には未申告輸出の容疑で巨額の罰金刑が科せられるが、偽物の場合、使用や提示がなければ処罰されないため、2人は事情聴取後に釈放された。在ミラノ日本総領事館は2人の所在を把握していないという。
 今年4月の事件では、日本人から依頼を受けたイタリア人男性が、額面200億ドル相当の日本国債の偽造品をスイスに持ち出そうとし財務警察に押収された。
ということです。どうも「偽造」ということで一件落着という方向のようです。しかもすでに釈放所在不明。なんですか。これ。その“偽造”米国債はどうなったのでしょう?返却されたのですか?「額面の大きさや発行年代が存在しない可能性」ってどういうことですか。本物を正規の人間が運んでいたけど「偽物」ってことにして幕引きをした、とか、表向きには存在しない本物を正規の人間が運んだ、ってことなら一番分かりやすいです。偽物作ったって換金できないでしょうからね。そんなもの。どうもクサイです。国債だけに。(駄洒落落とし)


首相、当初は「西川交代」…竹中・小泉コンビが封じ込め(讀賣新聞)とか、出典:読売新聞の渡邉恒雄氏は『文藝春秋』2009年1月号とかにもあるように、読売売新聞がこう報道するとは。なにやら離反、仲間割れの様相ですか?沈み行く船からワラワラと抜け出す人が多くなっているのでしょうかね。ズッポリ足を突っ込んでいるひとは逃げられなくて、鼻が利く人から離れてゆくのでしょうか。

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