2009年5月29日金曜日

デビルマンの世界

デビルマン (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

__________引用開始__________
『デビルマン』(Devil Man) は永井豪による漫画作品およびそれと同時に作られたTVアニメ作品。

不動明は父の親友の牧村家で居候になりながら、家の娘の牧村美樹と共に名門学院に通う普通の学生。ある日突然現れた親友の飛鳥了に「氷の中で眠っていた地球の先住人類「デーモン(悪魔)」が、何万年の時をへだてて現代によみがえり再び地球を人類から奪い返そうとしている。」からそう知らされ、人類を守るために了の父である飛鳥教授の残した「恐怖の遺産」受ける事、すなわちデーモンと合体して悪魔の力を手に入れる事を決意する。人間がデーモンと合体しても人間の心を持ち続けるための条件(合体時に理性を失った状態でいる、デーモンの意識を抑える強い意思を持つ、善良で純粋かつ正義を愛する若者である)を満たした明は、デーモンの勇者・アモンと合体に成功して人間の心と悪魔の力を持つ悪魔人間・デビルマンとなった。

デビルマンを倒すため次々にデーモンの刺客が迫り、明はそれらを全て倒していったが、ついにはデーモンの人類に対する無差別合体が始まる。理性ある人間との合体はデーモンにとっても死を意味する一人一殺の特攻作戦なのだが、人間の弱点「恐怖心」を見事につき、ソ連ではデーモンの侵略阻止のためにツリングラードに水爆を射ち込む結果を招いた。

悪魔王ゼノンによる人類に対する宣戦布告が行われ、デーモン軍団の総攻撃に対し人類も自らが開発した兵器で対抗するが合体による人間の乗っ取りやデーモンの超能力の前に次々に倒れていく。世界的な権威・雷沼教授が「悪魔の正体は人間だ!人間の強い願望が自身の体細胞を変化させた!現代生活の不満が増大した結果・・・・そのやり場のない不満を別生物になることでみたそうとしたのだ!」と発言したため、お互い疑心暗鬼になった人類は悪魔狩りの名の下、中世の魔女狩りのごとくデーモンと疑わしい人物、悪魔化しそうな危険な人物等を次々と逮捕・拷問にかけて殺していった。(中略)

その頃牧村家では、牧村夫妻が悪魔を匿ったとして悪魔特捜隊に連行され拷問の末殺されてしまう。事ここに至り、お互いを信じず殺し合う人類に一度は絶望した明だったが、自分の戦いの最後の拠り所として、美樹を守ると言う目的が残っていた事に気付き、立ち直る。しかし、美樹の許へ駆けつけた明が見たものは、狂気に身を任せた住人たちが美樹らを惨殺し、その生首を槍の先に掲げている地獄絵図であった。明は怒り狂い、美樹を殺した者たちを焼き尽くす。

全ての希望を失った明であったが大魔神サタンと戦うことを決意する。やがて20年の時が流れて人類はすでに滅亡していた。中国大陸に集結したデビルマン軍団とデーモン軍団との最終決戦・アーマゲドンが始まる。アーマゲドン、それは飛鳥了と不動明の愛と憎悪の戦いだった・・・・(後略)
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はじめて漫画「デビルマン」を見た時は衝撃的でした。
特に、守るはずの人間が悪魔になるという展開と描写。
人の群集心理、集団ヒステリーを見事に描いています。

サタンは人間の心を理解しようと自ら人間になります。
人間心理の研究により戦略を立てるという試みですね。
そして無差別攻撃というテロで人間を恐怖に陥れます。
平凡な日常における見えない恐怖とは疫病のようです。
人間は何が起こっているのか理解できずに混乱します。
そこに「人間が悪魔になる」という定式が与えられて、
人々はその真偽におかまいなしにそれを受け入れます。
こうして人々は恐怖と不信、疑心暗鬼に支配されます。

隣の人がいつ自分に対しての悪魔になるか分からない。
自分もいつ悪魔であるとして迫害されるか分からない。
そのような相互不信に由来する恐怖に晒されると人は、
「迫害するほうにいれば安全」という心理になります。
自分に矛先が向かないように先鋭的な態度をとります。
それに迫害することは権威の引きずり降ろしを肯定し、
破壊的な衝動を解放して倒錯的な興奮を生み出します。
いわば恐怖と興奮のポジティブフィードバックですね。
このような構造は、日常的にはイジメに見られますし、
歴史的には魔女狩りや革命など枚挙に暇がありません。

人は互いが互いにとっての悪魔となり、了は明に対し、
デーモンが手を下さずとも人類は滅びる、と告げます。
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