2009年4月16日木曜日

歴史は二重螺旋のように

歴史は過去から未来へ向かって直線的に流れるものなのでしょうか。

「歴史は繰り返す」という言葉がありますが、長沼伸一郎さんは第一次世界大戦と冷戦の経過がよく似ていると指摘しました。人の営みの相対である文明の歴史は、時にかつてどこかで見たような経過をたどることがあるように思えます。では、歴史は繰り返しなのでしょうか。しかし経過が似ているように見えるとは言っても、一周回って元に戻り循環しているのとも違うように感じます。

そこで「歴史は螺旋状に進む」という人がいます。螺旋階段を上ると、一周回るごとに同じような風景を繰り返し見ますが、一つずつ上に上がって、似ているようでも角度の違う風景が見え、決して元に戻っているわけではないということですね。これはなるほどうまい表現のように思えます。しかし上るという点についていえば一方通行です。古代から現代へと続いてきた世界。この先もどこかで見たような光景を現しながら新たな時代へと進むのでしょうか。

これに対して、世界は新しい中世に向かうという人がいます。王が全てを支配する王政(朝廷制)から、中央の認可と制御のもと地方が独自に世界を運営する封建制となり(幕藩体制)、また富と力を集中する中央集権制となった(明治維新)世界は、また分散的な世界へと回帰するという意見です。繰り返しながら回帰する。そんなイメージですね。世界は無形化に向かっていることを考え合わせますと無形化幕藩体制とでもいいましょうか。

そんな歴史の流れを可視化すると、こんな具合だったりして。




             会津さざえ堂

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