2009年4月7日火曜日

やさしい「戦闘教義」講座 4 戦術・戦略・大戦略

戦術・戦略・大戦略

ここでもう一度、戦闘教義と、戦術と、戦略について考えてみたいと思います。あ、その上位に大戦略というのがありますね。いろんな意見を付き合わせて考えますに、私にとってはこんなふうな定義が考えられます。

大戦略(Grand strategy)
大戦略とは、国家目標の達成のために国力を効果的に運用する略計です。大戦略は長期間にわたる「国家百年の大計」であり、国家理念達成のため指針となります。この大戦略のもとに軍事部門なら軍事戦略があるわけです。

戦略(Strategy)
戦略とは、長期的な目的達成のため、最小のリスクのもと最大の効果を得るよう行う、国力や資源を運用するための事前の準備であり策略です。戦術や戦闘教義が最大限機能するよう事前に準備する仕込みであります。

戦術(Tactics)
戦術とは、戦略上の任務達成のため、最大のリスクに挑み最大の戦果を得るよう行う、部隊や物資を運用する際の配置と運動に関する術策です。多くの場合、その状況において戦闘教義が最大限の効果を発揮するよう策定される段取りであります。相手も同様に戦術を駆使してきますので、そこに駆け引きが生じます。

戦闘教義(Battle doctrine)
戦闘教義とは、広く応用性がある合理的な一つの「戦い方」のことです。最も力を発揮し勝利を決定づける技術であり、戦略的に準備され訓練されておくべき得意技です。

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