2009年3月5日木曜日

電気自動車規格覇権

おそらく、車両本体と蓄電池がリース契約なので、初期費用が安く済むのでしょうね。この方法だと。。
そういえば、EV-1もリース契約でした。

この計画のすごいところは、実現したが最後、米国のベタープレイス社さんにEVのマーケットを独占されてしまうことです。

( 参考:電気自動車インフラ戦争
車はどこが作ってもかまわない。車は無料でリース。バッテリーの交換と充電インフラで儲けるというモデルです。



ベタープレイス社のCEOであるシャイ・アガシ(Shai Agassi)氏は、ERPパッケージソフトを提供するソリューションベンダーであるドイツSAP社の次期CEOと目されていましたが、そこを退社してベタープレイス社を起業しました。
次期CEO候補とも目されたシャイ・アガシ氏、SAPを退社へ
ベタープレイス社は、風力発電の盛んなデンマークやアガシ氏の祖国であるイスラエルで、量販実験を展開しようということのようです。
電気自動車インフラ計画、デンマークがまず採用か
ルノー・日産と組んでイスラエルで量販実験
ベタープレイス社のバッテリーはリチウムイオンなのでしょうか。どうもバッテリーの詳細がなかなか見つからないのですが? 中国の電気自動車にしてもそうですが、規格を押さえることは重要な戦略拠点です。一度普及した規格をくつがえすのは容易なことではありません。政治決断で充電インフラを普及させてしまえば、後は優位性は動かない。そのためにも政治決断を促すところに力点があります。社会インフラとしては電気自動車と充電インフラですが、そこの補給線はリチウムなどの金属資源産業と原子力などの電力産業です。ベタープレイス社の戦略は見事なもので、これ自体は太陽光や風力など多様な分散型発電に対応するものですが、同社の成功は資源産業・電力産業にとっても魅力のあるものでしょう。ベンチャーであるベタープライス社がこれほどまでに世界展開できる資金の出所がどこなのか、なにやら穿った見方をしてしまいそうです。

明るい未来を想像させるプランでありますし、こういうご時世ですからインパクトがありますし、需要を掘り起こすインフラ整備に食いつく人も多いでしょう。しかし石油内燃機関文明のサイズは大きなものです。バッテリー供給や電力供給を考えると、これがまるまる現在の石油内燃機関の代替になるものではないのではないかと思います。しかしその訴求性ゆえに資本が集中し、規格覇権を握るかもしれません。

実はその前にまず、節約、効率化によって動力エネルギー需要のサイズを小さくしておくことが必要なのです。でないと「電力需要が多いから原子力発電が必要」という流れに誘導されかねませんから。

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